素人GAGレストア記その2
さて,前回はGAGの現状確認をしましたが,今回は確認して必要なパーツを注文し,組付けていきます.
まずは必要なものをそろえないといけませんね、というわけで整備の説明書のようなものであるサービスマニュアルを手に入れます。マニュアルやパーツはいつもお世話になっているバイク屋さんを通してSUZUKIからパーツを取り寄せてもらいます.・・・がしかし,旧車のレストアあるある~ サービスマニュアル欠品Σ(゚д゚lll)ガーン
いや、まぁ仕方ないですよね.GAGの発売は1986年,当然マニュアルもその時に刷ったものなので32年前の本がメーカーに残ってるはずないですよね。
そんなときのヤフオク!
お値段約3000円
次にクラッチ関連のパーツです.先ほどの話からするとこれも欠品なんじゃない?と思いそうですが,GAGのエンジンは同型のエンジンがつい最近まで製造されていたので手に入りました!プレート各種計5枚とガスケットで約5000円なり
あとはエンジンのなぜかなかったボルト,こちらは香川県内にある中古パーツショップ,イミテーションブルーさんで購入しました.エンジンボルト一式約1400円なり
あとは友人に2~14kN/mのトルクレンチを借り,スクレーパーを購入し(300円)準備完了!
さぁ,サービスマニュアルをもとにやっていこう!
・・・
・・・
( ^ω^)・・・
あれ、マニュアルってこんだけしか書いてないの??
結構書かれていることがシンプルでした(笑) 結局,マニュアルとインターネットを利用しながら四苦八苦して組付けましたよ。
組付けの順番はこのサイトのクラッチの項目を参考にするといいかもしれません.サービスマニュアルにも同様のイラスト(説明なし別項目)が描かれております。
まずは再度(サイド)カバーを外します.そしてクラッチの四つのボルトを外します.バネが飛ばないよう注意!
フリクションプレートの爪が折れてるのが分かります.
そして上記のサイトのイラストを参考に組付けます.クラッチのフリクションプレートには組付け前にオイルを塗ります.
クラッチの真ん中から出ているラックは車体後ろ側にギザギザが来るように組付けます。これを忘れるとカバーを占めれません(笑)
また,カバーやエンジンの淵にこびりついた黒い古いガスケットをスクレーパーで剥がします.
剥がしました。これがないとオイルが隙間からどぼどぼ流れ出ます.(実際やらかしてしましました。)
カバーの締め付けトルクは既定のトルクは20~40kg/cmです.大雑把に換算すると約2~4kN/mです.ド底辺とはいえ高専生なので単位換算はできますよ・・・
カバーを占める前にガスケットを入れるのですが,バイク屋のおじさんから言われたことがありまして『ガスケットを濡らさないように,でもって経験上,閉じてから紙でも液体でも一日は寝かしてあげたほうがええよ。』
なるほどなるほど,というわけでしっかりとエンジンと手を脱脂した後にガスケットを組付け・・・あれ? オイル入れる前に一日寝かせるのか入れた後に一日寝かせるんかわからない(笑) 時間はかかりますが前と後どちらも1日寝かせました.
さぁ,ガソリンも入れてエンジン始動!・・・が,なかなかうまくいきません.
キックを一時間ほど蹴りに蹴ります.そして・・・
『ブォォォォォおぉ♪(ノ)’∀`(ヾ)おおん』
本当にやっと動きました(;'∀')
ただ,この動画のあと,アクセルを一定以上開けると
『ゴバボボボボバボボボボボボボボボ』
あーーー,これはいわゆる”燃調が合っていない” というやつですかね⁇アイドリングも安定しません.
まぁとりあえずは始動できたってだけでもうれしいですね!こいつはまだまだ生きてます!
今回はここまで。
次回からは素人がいじるキャブレターです。お楽しみに!